23/12/07

登りスペシャル

お得意様Oさんに超軽量ロードバイクをフレームからお買い上げ頂きました。
このバイク、用途をヒルクラムに特化させて拘りと割り切りを盛り込んだ「登りスペシャル」です。ちょっと紹介しましょう。

【拘りポイント①】

フレームが軽い。YONEXの「Carbonex SLD」です。YONEX史上最軽量(フレーム単体重量540g)の超軽量カーボンフレームです。
これに軽量パーツを載せてヒルクライム仕様に仕立てました。写真の未装備状態で実測車重5.6kg、ディスクブレーキロードとしては異様に軽いです。

【拘りポイント②】

ホイールも軽い。OneAerのDX3です。38mmハイトのチューブレス対応ホイールですが前後重量1,290g。
タイヤはIRCのFormula Proをチューブレスで履かせました。

【割り切りポイント①】

フロントシングル仕様に割り切りました。フロントは38Tシングル、リアスプロケが11-30Tの12速、Di2デュラエースです。
「こんなギア比じゃ平地巡行で踏み切っちゃうんじゃないの?」と思いますが大丈夫。Oさんはもう一台、2×12速仕様のロードバイクも所有しています。平坦ステージ主体の日はそっちの2×12速バイクで、登りステージ主体の日はこっちのYonexで、と2台を使い分けてロードバイクを楽しんで頂きます。

【割り切りポイント②】

パッドも省いた軽量サドルです。TNIのCarbonFly、座面もレールもカーボン製、90g。
適度な前傾姿勢がとれており、サドルベースの形状がお尻に合っていればパッドなんか無くても痛くないんです。
その他、シートポストもハンドルもステムも軽いもので揃えました。

Oさんは今年還暦を迎えたベテランローディですが、新しい飛び道具を手に入れてまだまだヒルクライムへの意欲は衰えていません。自己ベストを更新して下さい!

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