タイヤレバーの新製品を紹介します。Vittoriaの｢ユニバーサルタイヤレバー｣です。特徴は｢かぎ状のフック｣と｢仏式バルブコア脱着｣です。クリンチャータイヤユーザーだけでなく、昨今増えているチューブレスタイヤユーザーも狙ったツールのようです。

レバーの片側は普通のタイヤレバーと同様のへら型ですが、もう片側はかぎ型のフック形状です。ギンギンに硬いタイヤを嵌めるとき、そしてリムにぴったりと張り付いたビードを落とすときにこのフックを使ってね、ということのようです。

2本1セットです。このように2本がぴったり合わさって携帯しやすくなります。

使ってみました。
まずビード落とし。リムとビードのあいだにこのフックを食い込ませて横にスライドさせたり抉ったりします。リムに張り付いたビードを剥離することは出来ますがビードを下に落とすことは出来ませんでした。
次にタイヤ嵌め。上手く横にスライドさせれば途中まではすんなりタイヤが嵌まってゆきます。最後のキツいところでこのフックを使うのかな？　だけどこのフック、ちょっと厚みがあるのでリムとタイヤのあいだに差し込むのが難しいですね。
結論　…　俺は手でやったほうが早い。それにフックを横にスライドさせて嵌め外しするのはお客様のホイールでは出来ない(傷が付くのが怖くて)。だけどいろんなホイールにいろんなタイヤを組み付けていると｢どうにもこうにも嵌まらない(外れない)｣っていうときがたまにあるので、そんなときこのフックは使えるかもしれません。

タイヤレバーの形なんて不変的に思いますが、少しずつ商品も変わっているのです。
写真左は当店開店時から10年間以上定番商品だったMichelinのタイヤレバー(絶版)。今もZefalが同じ形のレバーを継続販売しています。
真ん中は7年くらい前から当店の主力商品であるSchwalbeのタイヤレバー。今もイチオシです。3本セット￥720で販売しております。
右が今回新発売のVittoriaのタイヤレバー。これから定番商品となってゆくでしょうか？　2本セット￥880で販売しております。是非どうぞ。