現行の電動変速システム(シマノDi2とSRAM/eTap)は、シフトレバー~ディレーラー間がワイヤレス接続です。従って左右シフトレバーとディレーラーにそれぞれ電池が必要となります。当然ながら個々の電池は適宜充電(または交換)しなければなりません。
「そんなこたぁ分かってるよ」とオーナーの皆さんに言われるかもしれませんが、Di2の電池、微妙に長持ちするので充電を忘れがちです。特にシフトレバーのボタン電池は完全に忘れた頃にアガるので交換時期を逸します。じて吉はやらかしました…
一昨日の軽井沢下見走行です。バイクのコンポはSRAM/eTapフォースです。松井田をスタートして間もなく左シフトスイッチが効かなくなりました。右スイッチだけ動きます(eTapは左スイッチでリア12速シフトダウン、右スイッチでリア12速シフトアップ)。左右スイッチをペコペコ押してるうちにトップギアに入って固定されてしまいました。こんな重いギアじゃ登れないよ…
いったんクルマに戻り、そこで「シフトスイッチの電池切れだ」と気付きました。予備電池は持っていません。「仕方ない。コンビニで電池買おう」と再び自転車をバラしてクルマに積みコンビニへ。面倒臭ぇな…
SRAM/eTapはボタン電池CR2032を左右1個ずつ使います。電池蓋は10円玉で開けられます。
シマノ/Di2はボタン電池CR1632を左右1個ずつ(“105″Di2は左右2個ずつ)使います。電池蓋はプラスドライバーで開けます。
どちらの電池もコンビニで売っているでしょう。
さて無事に電池交換できましたが…左右スイッチとも動きません…何で? もしかすると電池交換するとシフトレバー~ディレーラーのリンクが解けちゃうのかも。ペアリングし直そう。ペアリングの作業手順は…忘れちゃった…(おまえ自転車屋だろ!!) スマホで検索してペアリングし直したら、動きました! 良かった。1時間ほどタイムロスしたが走れるぞ!
私のeTapフォースのシフトスイッチ電池は3年弱もちました。バッテリ寿命は人によって大きく異なります(メインバイクが1台でたくさん走る人だと1年くらいで交換する場合もある)。現行Di2とeTapのオーナーさんは「忘れた頃に切れちゃう電池だ」と頭の片隅に留めておいてください。
いつもeTapディレーラー用予備バッテリは携帯していた私ですが、これからはボタン電池CR2032もツール缶に入れておこうと思います。