22/08/04

井川高原と大井川鉄道②

【昨日の日記の続き】

翌朝は5時半に起床。朝食とコーヒーを済ませて撤収~着替え。2日目のジャージとレーパン、全然乾いてない。チョ~臭い。7時半に再スタート。

この日は勘行峰林道を戻り、大日峠を経由して南アルプス公園線で井川湖まで下ります。そして大井川鉄道/閑蔵駅~千頭駅の区間は輪行。最後はR362で峠をひとつ越えてゴールの予定。
しかし前日にどこかで眼鏡を落としてしまったので、竹ノ沢林道も少し戻って探しました。

早朝の標高1500m付近の林道は気持ち良いです。鳥のさえずり、蝉の声、川のせせらぎ、涼しい風、木漏れ日、雄大な景色… ASMRというのかヒーリングというのかデトックスというのか分かりませんが、アクティビティしながら癒されます。
結局、眼鏡は見つからず諦めて井川湖まで下山。

井川ダムでジュースを飲みながらのんびり休憩。大井川鉄道は閑蔵駅11:48発に乗る予定なので時間はたっぷり。山を見上げて「野営したのはあの辺かな?」と目を凝らします。

閑蔵駅は「こんな所に駅が?!」と思うような辺ぴな所に建っています。行きすぎてしまいました。発車まで1時間以上あるので、ゆっくりと輪行梱包して列車を眺めました。

大井川鉄道は、蒸気機関車・湖上の駅・アプト式ラックレール・断崖絶壁路線・機関車トーマス号など幾つもの特徴を持つ観光列車です。
私が乗車した「南アルプスあぷとライン」はディーゼル機関車で小さな客車を引き、急勾配区間は電気機関車を連結して登坂するレトロな列車です。20kmの距離を1時間半もかけてゆっくりと走ります。絶景の連続で、有名な「湖上の駅」や「寸又峡」「長島ダム」などたっぷり楽しめます。

激しいスキール音を立て、ディーゼルエンジンを唸らせて走ります。エアコンなんか無いけど渓谷沿いの深い森の中を進むので涼しい。
全開の窓からディーゼルの排気ガスが入ってきます。乗客はまばら。空いてて良かった! 私の身体、ディーゼルの排気ガスよりも臭いので…

千頭駅を降りると激しい暑さで「下界に戻ってしまった」と実感しました。ここでNHKの街頭インタビューを受けました。「気温40°越えです。暑いけどどう過ごしてますか?」ってインタビューに「自転車で山の中を走ってます」とヘラヘラ答えるじて吉。夕方のニュースに映ったのでしょうか…

さぁ残りの行程はあと30km。R362で静岡市街に戻ります。しかし距離8km・高低差700mの峠を越えなければなりません。「今日の大きな登りはこの坂だけだ。何とかなる」と思ったのですが、これが辛かった… 大井川鉄道でたっぷり休んだはずなのにすぐにヘタってしまい、何度も休みながら登りました。16時頃にゴール。

楽しい避暑地サイクリングでした。俺の第二夏休み、充実の二日間でした。第三夏休みはどこに行こうかな…

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