【昨日の日記の続き】
写真上は右から「Garmin/Edge530」、「bryton/Rider S500」、「bryton/Rider750」です。
半年前から「Rider750」を愛用していたのですが、先週から同じbrytonの新型「Rider S500」を使い始めました。750に不満は殆んど無いのですが、S500のデモ機を安く卸してもらえた(決してタダでは無い)のと新機能が魅力だったので乗り換えです。
S500の変更点は「タッチパネルの精度向上」「USBタイプCに変更」「Garminマウントにも対応」「バッテリ稼働時間向上」などありますが、最も魅力だったのは「クライムチャレンジ」という機能です。ルートナビ走行中に登り坂が始まると自動的に画面がスクロールして、いま登っている坂の勾配グラフ・残り距離・残り高度を表示してくれるのです(写真下)。
私のように「まだ走ったことのない峠道を走るのが好き」という人には解ってもらえると思いますが、初めて走る峠を登っているときは「ゼェゼェ…この坂、あとどのくらい続くんだよ…」と知りたくなるものです(自分自身でルートを引いて好き好んで走りに来たにも関わらず)。このS500はそれを自動で表示してくれるのです。おぉ!これは良いね!と定休日に秩父の山で試してみました。
秩父の山伏峠~正丸峠~刈場坂峠~大野峠などを繋げてS500を試してみました。
クライムチャレンジ機能、便利で面白いけど微妙ですね… そもそも”坂”の始まりと終わりの定義がS500と私とで合っていないと「え?!」となってしまうのです。
まず一つめの峠。まだ勾配が緩いところから「クライムチャレンジ」が始まってしまいました。ぜんぜん緩い坂なのに「クライム スタート!」なんて表示されると、「バカにすんな! こんなの坂じゃねえよ!」と感じてしまうじて吉です。しかし正丸峠のちょうどピークで「フィニッシュ!」と表示されると何だか気持ち良い。
二つめの林道刈場坂線。ちょうど登りが始まるところから「クライム スタート!」と表示。「よっしゃ!登るぞ!」という気分になります。だけど残り距離表示が何だか多すぎるような気がする… 案の定、刈場坂峠のちょうどピークではフィニッシュとならず、もっと先の峠で「フィニッシュ!」と表示されました(奥武蔵グリーンラインは細かいアップダウンが連続する道です)。
クライムチャレンジ中に分岐点に来ると写真上のように進行方向を示してくれます。
微妙にライダーの気持ちとのズレはありますが、登り坂の目安として見れば面白い。どのようなアルゴリズムでルート上の起伏を”坂”とみなしているのか分かりませんが、そのあたりはソフトウェアのアップデートを繰り返して洗練されてゆくことを期待します。
「Rider S500」、¥35440で販売しております。是非どうぞ。