≪昨日の日記の続き≫
大石川林道はお客様に教えてもらった道です。標高2000m越えの稜線沿いを走れる林道なんて滅多に無いので楽しみだったのですが、いろんな意味で面白かったです。
標高2000m超の区間は完全に廃道状態でした。”担ぎ”は無いけど”押し”は入ります。景色と路面状態が刻々と変わるので面白い。
道を囲む植物が常に変わり、雰囲気を一変させてくれるのです。ハイマツ・クマザサ・ダケカンバ・針葉樹林などの高山植物に囲まれながら進みます。
道の両脇にも真ん中にも巨大な岩がそびえ”異世界感”を高めてくれます。路上は落石だらけ。右側の山肌から今にも岩が転がり落ちて来そうです。
落石の危険が無い場所を見つけてテントを張りました。
標高2100mでの野営なのに全然寒くなかった。風も穏やか。これは嬉しい誤算。
夕食は豚角煮、肉じゃが、炒飯を順番に火にかけて食べる。しかし肉じゃがをひっくり返して食べ損ねた。これは悲しい失敗。
遥か彼方の町の灯りを眺めながらビールとチーズを楽しんでいたら、折り畳み椅子がバキッと折れた。これは痛い損失。
標高2100mの廃道なのに携帯が電波を拾った。これは嬉しい誤算。スマホを見ながら早めの就寝。
二日目は6時起床。撤収作業がダルい。ずっと留まっていたい場所です。しかし8時半に再スタート。
大石川林道は残りの行程も楽しかったです。不思議な景色と危険な道で非日常を堪能します。
雨池を過ぎたあたりからダウンヒル。標高1600mまで一気に下ります。この区間はそれなりに整備されていて高速ダウンヒルを楽しめました。
次は麦草峠。再び標高2100mまで登ります。この辺からEバイクのバッテリ残量が心配になってきました。紅葉は麦草峠も大河原峠もまだですね。だけど観光スポットとしては麦草峠のほうがメジャーなようです。白駒池駐車場待ちで数百mも渋滞していました。
13時半にゴール。面白かった。特に大石川林道が良かった。心に刻まれる道です。MTB来て良かった。
あ… Eバイクのバッテリも最後まで持ちました。「エコモード」なら獲得標高3100mも登れるんだ。凄い! 次はもうちょっとキツいルートに行ってみよう!