日曜日のMTBイベントで私はスペシャライズドのロードバイク「ルーベ」で走りました。シクロクロスタイヤを履かせ、ギア比を超ワイドレシオに変更したグラベル仕様のルーベです。このルーベ、近所の砂利道は何度も走りましたが林道を走るのは初めてです。山岳ロングダートで通用するでしょうか?
まず登り。大名栗林道はダートが始まるまで約10kmの舗装の坂道を登ります。このアプローチ、MTBで登るとキツいんですが、ルーベは楽々でした。軽い車体と低いギア比で余裕で登ります。
ダートに入るといきなりパンクしました。サイドカットです。軽量シクロクロスタイヤで低圧で砂利道を走ることのリスクを再認識しました。
大名栗林道のダート区間は緩いアップダウンの連続ですが、これが意外と難しい。グリップ感が希薄な細いタイヤ、登りではトラクションをかけ難く、下りコーナーでは怖くて車体を寝かせられない。早々にパンクしたので尖った石も怖い。今までMTBの高性能サスペンションとファットタイヤにどれだけ助けられていたのかを思い知りました。
ガレたところや長い下りをロードバイクの前傾ポジションで駆け下りるのもキツかったです。ビビりなじて吉は、ダートの下りは後ろ荷重が良いんです。強力なディスクブレーキとフューチャーショック(フロントサスペンション)が私のヘタクソを補ってくれました。
ダート区間も終盤、ここで2度目のパンク。またもサイドカットです。パンク1回分のスペアチューブとボンベしか装備していなかった私は、お客様にチューブとポンプをお借りしました。恥ずかしい…
グラベルロードは舗装路の平坦区間と登り区間は有利だが、ダートの下りではコントロールが難しく、パンクリスクが伴う、というのは走る前から分かっていましたが、ここまでハッキリと長所・短所が現れるとは思いませんでした。しかし林道は楽しい! タイヤを選び直して、もういちどダートに挑戦してみます。