走行不能になるメカトラブルの筆頭はパンクですが、次いで多いのがチェーントラブルです。極まれに起きるメカトラブルですが、走行不能に陥ってしまう場合が多いです。昨年は何故かサイクリングイベント中のチェーントラブルが多い年でした。チェーンカッターを携帯していなかったため対処できず、ほぞを噛む思いをしたときもありました。
チェーントラブルは、いったんチェーンを切り、ギアにチェーンを掛け直して、適度な長さで繋ぎ直せばとりあえず走行できるケースが多いです。その対処方法を説明します。

①チェーンを切る　…　チェーンを切る目的は「チェーンを絡まった車体から解く」｢変形したコマを取り除く」｢適度な長さに変える」｢ミッシングリンクをチェーン間に入れる」などです。写真上の左側のライターみたいなのがチェーンカッターで、写真下の左のように開いて使います。携帯工具と一体型のものなどいろいろあります。握りやすいものを選んで下さい。
②チェーンを掛け直す　…　掌が真っ黒になるのを我慢して、車体やギアに絡んだチェーンを解き、再び車体に掛け直します。リアディレーラーが壊れてしまっていたらシングルギア状態にチェーンを掛け直します。
③チェーンを繋ぐ　…　繋ぐのはミッシングリンク(写真上の右側のコマ)がお勧めです。しかしミッシングリンクを素手で開閉するのは困難なのでツール(写真上の中央)を使います。これは小型化された新製品で携帯しやすいです。写真下の右のように使います。

メカトラブルは心配しだすとキリが無いのですが、長距離ツーリングや大勢でのサイクリングではチェーントラブル対策しておくことをお勧めします。私も今年は上記の装備を携帯します。