シマノのコンポーネントは性能・価格・耐久性・アフターサービスともに優れ、ショップとしても安心してお勧めできる製品なのですが、お客様Rさんはシマノの製品を信用していません。Rさんに御購入頂いたシマノ製品は何故かトラブル続きなのです。
まずホイール。数年前に御購入いただいた｢7900系Dura-Ace-C35クリンチャー｣。Rさんは先日、このリアホイールのリムを破損してしまいました（破損は製品不良でなく事故によるものです)。そこでリム交換をシマノに依頼したのですが｢もう直せません｣というつれない返事。聞けば｢7900系C35クリンチャーのリムは完売終了してしまった｣とのこと。ほんの4～5年前に買った高級ホイールのリムがもう交換できないなんて、Rさんも私もシマノに失望です。
次にDi2。RさんのDi2アルテグラ(6700系)は数年前にバッテリ上がりの症状に見舞われました。あのときはバッテリ台座とジャンクジョンを交換して直ったのですが、先週この症状が再発したのです。このバッテリ上がりの事象は、原因がどのパーツにあるのかを探るのが難しいんです。しかも症状が起きたり起きなかったりするので始末が悪い。今回はファームウェアをアップデートしたら…症状が収まってしまった…　実走テストしても症状が起きません。う～ん、この状態でRさんにバイクを返してしまって良いのか非常に悩む…　対処に時間がかかるトラブルなのでRさんも私もウンザリです。
シマノ製品に対するRさんの信頼を取り戻すため、しっかり直したいと思います。