日曜日のMTBイベント、山小屋の前のテーブルで昼食を食べていると、小屋の管理人のおじさんに言われました。「どっちの道から来たの?」「どっちの道に行くの?」「数日前にMTBが大勢で走りに来てハイカーと揉めた」「笠取山はMTBは禁止になるかもしれないよ」「帰り道、ハイカーに充分気を付けてね」「スピード出さないでね」 …そういえば昨年の「笠取山トレッキング」のときも管理人さんに「ハイカーに気を付けるように」と注意されました。
当店のMTBメンバーは、ハイカーと会ったら元気よく挨拶し、すれ違うときは停止or最徐行し、ハイカーが道を譲ってくれたら大きな声で御礼を言います。シングルトラック(ハイキング道)でもWトラック(ジープ道)でもハイカー優先の意識は徹底しているつもりですが、「それでも俺たちは締め出されてしまうのか…」と残念でなりません。
当店のMTBイベントがシングルトラックを避けるのは、ハイカーとの接点を極力減らしたいが為です。Wトラックのルートを主体とした当店のMTBイベントにあって、「笠取山トレッキング」は数少ない「シングルトラックを含んだルート」なのです。このルートが走れなくなると辛いです。
MTBを楽しめるエリアは狭くなってゆく一方です。一般林道は舗装化が進み、シングルトラックは”MTB進入禁止”が打ち出され、「これじゃあ日本でMTBは流行らないよ」と思います。これ以上、我々の領域が狭くならないよう、山でのマナーを守って走りましょう。