スペシャライズドの「Venge ViAS」が発表されてもうすぐ1年経ちますが、実は私はまだ一度もこのバイクに乗ったことはありませんでした。昨年のスペシャライズドの発表会でも試乗車が用意されておらず、今まで乗る機会が無かったのです。しかし今回、お客様IさんのヴェンジViASに試乗させて頂く機会を得られました。ハンドルバーとSTIレバー交換のためお預かりしたのです。昨日の朝、近隣の40kmくらいを走行してきました。私のインプレッションを書きます。購入を御検討の皆さんの参考になれば幸いです。
・スペック…S-WorksヴェンジViAS、サイズ520mm、コンポ:Dura-Ace9000&アルテグラ6800、クランク:S-Worksカーボン、ホイール:FFWD/F6Rクリンチャー、タイヤ:S-Worksターボ
・乗り心地…硬いです。最近のカーボンバイクはハイエンドグレードでも乗り心地の良いものが多いですが、VengeViASは硬いです。こんなに硬いバイクは久し振りです。
・加速感…良いバイクに乗った時に感じる「良く進む感」があります。いつのまにかスピードが出ている感覚、知らずにぐんぐん漕がされている感覚です。しかし新型ヴェンジのセールスポイントである”エアロダイナミクス”は体感するのは難しいです。
・登坂…車重を測るのを忘れましたがちょっと重量感があります。だけどガチガチに硬いのでダンシングが楽しいです。
・コーナリング…コケるのが恐くて攻められませんでした…
・その他…専用ブレーキの効きがイマイチ。整備性が悪すぎる。値段高い。だけどカッコ良すぎる。
・まとめ…カッコ良い、これに尽きます。お店に置いておくと注目度がハンパ無いです。乗車ポジションがきっちり出ている中級者以上の方で、乗り心地よりもスピード重視の方にお勧めします。