【前回の続き】
市販されているBigプーリーキットは安い物で2万円弱、高い物だと5万円ほどもします。｢ちょっと試してみる｣っていう価格じゃありませんね。今回はなるべくお金が掛からないパーツ構成でBigプーリー化してみました。
上側のガイドプーリーは純正のままとし、下側のテンションプーリーのみを交換しました。15TのBigプーリーです。ディレーラーのケージはシマノ純正のロングケージを流用しました(若干の加工が必要)。そしてチェーンを1コマ継ぎ足します。この構成ならパーツ代は8千円ほどです。
組み付けて変速調整のためにクランクを手で回した瞬間に｢あっ!違う!｣と感じました。回転が軽い。これは期待できる!　幸いに私の自転車は異音や変速不具合などプーリー交換による弊害は起きませんでした。
期待に胸ふくらませて自転車を漕ぎだしましたが…　う～ん、良くなった気もするけど…　よく分かんねぇな…　職業柄、私は自転車のクランクを手で回すことも脚で回すことも多いのですが、手漕ぎだとチューニング効果が明らかに感じ取れるのに、脚漕ぎすると効果が分からない、というケースは多いです。Bigプーリーの交換効果を脚で感じ取れる人は、日頃からたくさん走り込んで自分のバイクの状態を脚で熟知している人か、よほど感性の鋭い人でしょう。残念ながら私はそのどちらでもありません。しかし手で回した時はっきりと効果を感じたのですから、少なからず性能向上には繋がっているはずです。…と自分を納得させるじて吉です。
お店にはTNIのBigプーリーキットを在庫しております(写真)。\15,360です。費用対効果は微妙ですが｢性能UPにカネは惜しまない｣という方は是非どうぞ。