御得意様のAさんが新しく作った自転車を見せてくれました。フルーオーダーメイドのミニベロです。当店で取り扱う自転車でないのにこの日記であえて紹介するのは、とても良い自転車だったからです。お店の周りをホンの10分ほど試乗しただけでも「おっ!これは良い!」と感じるミニベロでした。
ビルダーは隣町の我孫子市の「マキノサイクルファクトリー」さんです。先週組み上がったばかりのおろしたての新車。フレームはラグ付きのクロモリでとても綺麗な仕上がりです。当店で御購入いただいた「S-Worksルーベ」に近い乗車ポジションをこのミニベロで再現してもらったそうです。カラーリングは「ろんぐらいだぁす」という自転車マンガに登場するバイクのレプリカカラー、車輪は「A-Class」の完組みの20インチ(451)、コンポは旧型”105″、クロモリですがとても軽い車体です。
ちょっと乗らせてもらいました。「まぁミニベロだから…」と想定しながら乗ると、良い意味で予想を裏切られます。走り出してすぐに分かるのが乗り心地の良さ。「タイヤのエア圧が低すぎか?」と間違えてしまうくらい乗り心地が良いです。
スピードが乗ってから気付くのが直進安定性の良さ。小径車は700cから乗り換えると違和感を感じるほどハンドリングがクイックになってしまうものですが、このバイクはピシッとしていました。かなりなスピードで坂を下っても怖くない。
ロードバイクのフレームは”前三角”と呼びますがこのミニベロは”前四角”です。「こんなにヘッドチューブが長くて大きい四角形だとヨレるんじゃないか」と思い、ちょっと意地悪にダンシングしてみましたがヨレません。アウター/トップまで踏み切れます。これは楽しい!
【続く】