ROTORの楕円チェーンリングを付けたバイクが2台入庫しています。手前のGDRは点検～調整のため、奥のScottはクランク&BB交換です。今朝、GDRを借りて40kmほど試走してきました。じて吉はROTORのQ-Ringsを使うのはこれが初めてです。
ナルホド、これは分かり易くて面白いパーツでした。一部のユーザーに支持され続けるのも、逆に広く普及しないのも解る気がします。
漕ぎ出してすぐに違いが感じられました。踏み込む足にいつもと同じ感覚で力を掛けたとき｢軽い｣と感じます。言い換えると、一定の力で漕ぎ続けられるのです。クランクが13～14時の角度でトルクを掛けるクセのついた私がこのQ-Ringsの効果がいちばん体感できたのは、発進・加速・登坂のときでした。
しかし何だか遅い。いつもと同じ調子で巡航しているつもりなのに、メーターを見ると遅い。体感的に2km/hほど遅い感じです。いつもの巡航速度を維持しようとすると、意識して回転を上げる必要がありました。これは単純に私のスキル不足かもしれません。
変速性能はシマノに劣ります。
Q-Ringsは｢楽に速く走れる｣ような都合の良い機材ではありませんでした。でなければもっと広く普及するはずです。それぞれ一長一短ですね。