この人工衛星のような物体は、SCOTTのMTB｢Ransom｣のリアサスペンションユニットです。車体から外してメーカーに修理に出していたものが帰ってきました。350psiもの高圧の空気を押し込んだエアサスペンションで、複雑なリンクを介して車体に固定します。セッティングも複雑ですが、そのぶん自分好みの動きのサスペンションを楽しむことが出来ます。
構造がシンプルで繊細な印象のロードバイクに対し、MTBは頑丈なフレームとタイヤに複雑な構造のサスペンションやディスクブレーキを装備して無骨な印象を与えます。MTBが好きな方は、このメカメカしいルックスや、セッティングの楽しさに惹かれた人が多いです。そして、お気に入りの愛車で山に行き、深い森の中を走ることに魅せられていくのです。
ストイックに走ることだけ追求しなくても、メカニズムやセッティングへの興味からMTBを初めても良いんです。　…なかなかMTBメンバーが増えないのが悩ましいじて吉からの提言でした…