GIANTのコンペティションロードバイク「TCR/ADVANCED」です。このバイクは納車を控えて1週間ほど店内に保管していたのですが、その間に御来店した多くのお客様の反応がとても良いのです。皆さん、このバイクを見て「凄くカッコ良いね」と仰います。そのあと私に価格を聞いてビックリするのです。先入観の無い方には「定価28万円」のバイクには見えないのでしょう。
フレームの形状がとてもグラマーなバイクです。ダウンチューブ・ヘッドチューブ・BBシェル・シートピラーは極太で「高剛性」を視覚的に伝えてくる一方、トップチューブの付け根・シートステー・フロントフォークの末端は細く引き締まっており「柔軟性」を意識させます。高級感の漂うフレームに、シマノ”105″フルコンポとフィジークのサドルを搭載したクオリティの高いバイクです。
時々、GIANTのバイクは不当に低い評価をされていると感じます。未だにブランドイメージ先行でバイクを選ぶ方は「安物ブランド」「スポーツバイクでない」などと悪口を言います。しかし、あのイタリアンブランドも、このヨーロピアンブランドも、実はGIANTの工場で生産されているバイクなのです。近年は優れた技術力が認められ、また、ジロ・デ・イタリアでマリアローザを獲得したりといった活躍が広く認知され、品質と性能と価格重視のお客様はGIANT指名買いです。優れた先進技術と生産体制を備えたGIANTのバイクは、競合他社も認めるクオリティを持っているのです。
このバイクの極太ダウンチューブにはこれまた特大なGIANTロゴがペイントしてありますが、それがとても誇らしげに見えます。