Cannondale/CompactNeoの山岳ツーリングでの細かいバッテリ消費推移を記します。”距離”ではなく”獲得標高”を主眼に置いたバッテリ消費記録です。併せてバイクのインプレも報告します。オーナーさんや購入御検討の方の参考になれば幸いです。
≪1日目≫
〇11:50 スタート バッテリ残100% アシストOFF 平地はアシスト不要です。
〇12:10 登り80m(6.1km地点) ここからアシスト開始。最弱のLowモードで登ります。
〇12:40 登り345m(11.1km地点) バッテリ残75%に。引き続きLowモードで登ります。
〇13:10 登り575m(13.7km地点) バッテリ残50%に。ここでアシストをOFFします。
〇16:30 登り1380m(19.9km地点) 野営地に到着。ここまで高低差800mをアシスト無しで走りました。意外と登れる(激坂は降りて押したけど)。
≪2日目≫
〇6:00 再スタート バッテリ残50% Lowモードでアシスト開始。
〇8:30 登り1692m(30.3km地点) バッテリ残25%に。引き続きLowモードで登ります。
〇9:50 登り1795m(52.4km地点) ゴール バッテリ残14%
≪まとめ≫
Lowモードでアシスト、平地と下りでは小まめに電源OFF、超激坂では降りて押す、という乗り方なら獲得標高1000mは登れるようです。
高低差100mでバッテリ10%消費くらいの減り方です。「千葉の低山めぐり」とか「筑波連山ツーリング」くらいなら遊べそうですね。
≪良いところ≫
〇操安性 … 小径車のネガティブなところ(ふらつき・前輪浮き上がり・つんのめり)がだいぶ克服されています。峠の下りのタイトコーナーでも不安なし。
〇回転抵抗なし … リアハブ駆動のアシスト車はモーターを空転させているときに回転抵抗が起きてしまう車種が多いですが、このCompactNeoは抵抗なく滑らかに回ります。自力で走るときに助かります。
≪悪いところ≫
〇工具 … 後輪パンク対策が厄介です。後輪の着脱に18mmのコンビネーションレンチが必要なのです。これが大きくて重い。
〇ボトルホルダー … 2つあるボトルケージ台座のうち上側のほうは使い勝手が悪いです。スペースが狭いので普通のドリンクボトルが積めないのです。私は短いツール缶を積みました。
〇バッテリインジケータ … コントローラーのLEDの色でバッテリ残量を確認します。4段階表示です。もうちょっと細かくバッテリ残量を見せて欲しい(スマホのアプリを使えば細かく見れるけど)。
≪その他≫
〇電源スイッチ … 走りながら電源ONするとアシストが効きません。安全装置が働いているようです。一旦停止して電源を入れ直してください。
〇アシストのタイミング … 漕ぎ出してから3mくらい進まないとアシストが効き始めません。安全装置が働いているようです。
もともとタウンユースを主眼に設計された「コンパクト ネオ」ですが、無理させなければスポーツライドでも使えます。
次はアシストモードを中間の「Midモード」に据えてどのくらい登れるのかをテストしてみたいと思います。