23/04/07

デモ車紹介「Scott/Scale e-Ride」②

≪昨日の日記の続き≫

このEバイクは買って本当に良かったです。自転車での行動範囲が伸び、遊びの幅が広がり、気軽に山岳ルートに行けるようになりました。
それまではツーリングの予定を立てるとき、獲得標高・登り勾配・積載重量・所要時間を考慮して自分の脚力レベルに抑えたルートを引いていました。しかしEバイクだとそれらの制約が緩くなります(もちろんバッテリ持続範囲に収めるけど)。今まで「この道は自分には無理」と諦めていた登りルートへも行けるようになりました。

装備が多く重くなる晩秋から初冬のキャンプツーリングでもEバイクは助けてくれます。
また、体調がイマイチのとき、脚が本調子でないとき、身体に疲れが残っているときなども難なく登れるので気軽に山に行けます。今週の定休日ライド「筑波名水コーヒーライド」がそれです。

「だけど電動だろ。自転車じゃないだろ」と言われるかもしれません。しかしEバイクはサイクリングの爽快感や充実感、そして走行後の適度な疲労感が得られるのです。
Eバイクと言えどもペダルを漕がないと前に進まないし、速度24km/h以上ではアシストが止まり自力で走ることになるし、効率的に走ろうとすれば小まめな変速操作が必要だし、いちおうスポーツ自転車なので一旦走り出せば”一生懸命走ろう”という気持ちになります。

バッテリ残量を意識しながら走るのも楽しい。バッテリインジケーターを見ながら残りルートの登りと距離を考慮して、4段階のアシストモードから最適なパワーを選んで走ります。時々ゴール前でバッテリが切れちゃうことがあるけど、頑張って自力で漕いで帰ります。「航続距離ギリギリまで走る」ってのが楽しくなっちゃいました。

こんな楽しいEバイクなのに今まであまり熱心に販促しなかったのは「売るものが無い」からでした。車種もタマ数も圧倒的に少なくて商売にならなかったのです。
4年前は「すぐに性能が飛躍的に向上するだろう」「車重もどんどん軽くなるはずだ」「価格ももっと下がるだろう」と思っていたのですが、そんなに劇的な変化は無いですね。むしろ価格はどんどん上がってます。タマ数は徐々に安定してきましたがまだ少ないです。

Eバイクの楽しさを自転車乗りの皆さんに理解してもらうのはちょっと時間が掛かりそうですが、このデモバイク「Scott/Scale e-Ride」を使って少しずつ浸透させていきたいと思います。
明日の日記では新入荷したカジュアル系Eバイクを紹介します。

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