23/01/20

乗り味も使途も”硬派”


当店試乗車の「ブリヂストンANCHOR/CX6D」です。一昨年夏に試乗車として導入してから1年半ほど経ったので改めて紹介します。
この「CX6D」、2022年モデルを最後に絶版となったので”今更レポート”になってしまうのですが、まだまだデモバイクとして頑張ってもらうので見てやってください。

どんなフレームか一言でいうと”硬派”でした。
すごく硬いアルミフレームです。シクロクロスのレースだけを使途とする潔さを感じるほど硬い。わたくし、乗り心地の良いロードバイクばかり好んで乗り継いできたので、正直この硬さは身体にキツいです。「乗り心地? 33cのタイヤで解決するでしょ」と言わんばかりに硬い。しかしブリヂストンアンカーは昔から「アルミなのに乗り心地が良くて軽い」ロードバイクフレームを得意としてきたので、この硬さは意図したものなのでしょう。実際このCX6Dは何度もシクロクロス全日本選手権を獲った実績があります。強い人が乗れば速い。
いま流行りのグラベルロードみたいに「ダボ穴たくさん開いてる」とか「45cタイヤ履ける」とか「ショックアブソーバー搭載」とか「アップライトなポジション」とかもありません。質実剛健、硬派なバイクです。

このCX6Dは初めてロードバイクに乗るお客様のための試乗車として用意しているので、頑丈なアルミフレームは好都合です。多少ひっくり返したくらいでは壊れない。
コンポはR7000系”105″(2×11速)、ブレーキは機械式ディスク、タイヤはチューブレス、手組みホイールで組んであります。
ちょっと重いのは目をつむって下さい。

お店のデモバイクは試乗車として使うだけでなく、新製品パーツのテスト、消耗品パーツの耐久テスト、故障パーツの診断、修理パーツの動作確認などテスト用車両としても活躍します。
このCX6Dも重要な役割を担っています。どんなテストをしているかは明日の日記で紹介します。

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