自転車キャンプツーリングについての問い合わせで、パッキングに次いで多いのが「テントは何を使ってるの?」という御質問です。今週のキャンプツーリングでは新しいテントを持って行ったので、これを機に私のテントを紹介しましょう。
私のテントは2つ、どちらも超軽量級のテントです。
5年前に初めて買ったのが上のオレンジ色のテント。Finetrackの「カミナドーム」です。新宿の「好日山荘」さんで¥45,000くらいで買いました。オーソドックスなドーム型のダブルウォールテントです。
このテント、高かったけど買って良かった。とても気に入ってます。不安になるような強風の夜も、滝のような豪雨でも、氷点下の山の中でも、吸血ブヨの攻撃からも私を守って安眠を届けてくれました。野営で夕食を終えてこのテントに寝転ぶとホッとします。
しかしこの「カミナドーム」も5年間使ってだいぶ痛んできました。「カミナドーム」の消耗を抑えるために予備テントを用意しようと今回新たに導入したのが…
上の黄緑のテント。モンベルの「U.L.モノフレームシェルター」です。派手な色ですね。これは厳密には”テント”ではなく”シェルター”といって登山者のビバークを目的に作られたものなので目立つ色をしています。造りも簡素でシングルウォール・1本フレーム・非自立型・前室なしですが、超軽量な「カミナドーム」よりも更に小さく軽く携帯性に優れています。
なおモンベルのテントは当店でもお取り寄せ可能です(ちょっとお時間がかかります)。この「U.L.モノフレームシェルター」は¥29,000です。
自転車キャンパーが気になるのは携帯性です。収納状態で並べてみました。キリン一番搾り500ml缶を挟んで、右側が「モンベル/U.L.モノフレームシェルター」、左側が「ファイントラック/カミナドーム」です。
実測重量は「U.L.モノフレームシェルター」の本体・ポール・ペグ4本の合計が598g、「カミナドーム」の本体・フライシート・グランドシート・ポール・ペグ8本の合計が1442gでした。
自転車野営ツーリングを数年間やってきてテントについて思ったのは「雨・風・虫をしのげて寝れれば良い」ということでした。日が暮れる直前に野営地に着いたら、テント設営~寝床敷き~小枝集め~着替え~メシとせわしなく動き、食後はテントで寝るだけなので居住性とか快適性とかはどうでも良いかな… あ、だけど今回初めてシングルウォールのテントを使って「結露ポタポタ」を体験しました。やっぱりダブルウォールが良いかな… 降雨時にテントの中で煮炊きすることを想定すると前室もあったほうが良いかな…
とりあえずこの2つの超軽量テントを使い分けて、これからも自転車野営ツーリングを楽しみたいと思います。