久し振りにSPDペダルを新調しました。今度のペダルはシマノ製でなく、しかも15万円もします。Garminの「Rally XC」、パワーメーターセンサー内蔵のSPDペダルです。遅ればせながら当店のデモバイクにもパワーメーターが付きます。
数年前から幾人ものお客様に「お店の試乗車にパワーメーターを付けるべきだ」「テンチョーもパワーメーターを見てトレーニングするべきだ」「プロショップのスタッフならパワーメーターを使うべきだ」と言われ続けていました。しかし個人的にはパワーメーターは必要では無かったのです。
パワーメーターというのは明確な目的意識を持って使わないとあまり意味がありません。ただ漠然とパワーメーターを付けていても速くなるわけでも楽になるわけでもありません。表示されるペダリングトルク値の意味を理解し、自分の脚力と走り方に合ったトルクを維持しながら効率的に漕ぐ、使用法の理解と自己管理が必要なトレーニングアイテムです。走る理由が「美味いものを食う!」ぐらいしか目的を見いだせないじて吉には不要だったのです…
だからお客様方に「パワーメーター付けなよ」と言われるたびに、「SPDペダル型のパワーセンサーが出たら付けますよ」と言い訳していました。私は複数のデモバイクを乗り分けて、ロードバイクでもMTBでもSPDペダルで走るので、クランク型パワーセンサー(シマノやステージスなど)や、SPD-SLペダル型パワーセンサー(Garminベクターなど)は向きません。簡単に付け替えられるペダル型でSPDタイプのパワーセンサーを待っていました。
完成度の高まったGarminのパワメペダルに待望のSPDタイプとくれば、予告どおり買うしかない! デモバイクに付けて長期テストしてみます。パワメの基本性能である「計測値の信頼性」「サイコンとの接続の安定性」に加えて、ペダル型パワメの懸念点「耐久性」「バッテリの持ち」「ロードクリアランス」などを数台のバイクで試してみます。
後日、使用感を報告いたします。