21/08/20

チューブレスに拘る


先週のキャンプツーリングでは、私のキャノンデールは650B×1.75″のグラベルタイヤで走りました。本当はチューブレスタイヤで走りたかったのですが、チューブレス化が上手く行かずチューブを入れて走ったのでした。
しかし帰ってきてから「やっぱりチューブレスでダートを走りたかった」と思い、今週この650Bタイヤのチューブレス化に再び挑みました。
私がグラベルロードのチューブレス化に拘るのは、乗り心地を最優先していることと、低圧でダートを走りたいからです。クリンチャータイヤでリム打ちパンクのリスクを恐れて高圧で走ると、どうしても「乗り心地」と「ダートでのグリップ」が犠牲になります。

しかしこの650Bホイール(リムはWTB、タイヤはパナレーサー/グラベルキングSK)、チューブレス化にかなり手こずりました。
前準備から大変だった… チューブレステープの選択、チューブレスバルブの選択、チューブレステープの張り方などをいろいろ試しました。
タイヤ膨らませるのも大変だった… タイヤを嵌めるのがキツいくせに一向に膨らまないとムカついてきます。
膨らませてから密閉を安定させるのも大変だった… エア漏れの場所を把握して、漏れる原因をよく考え、チューブレステープを張り直したり、シーラント剤の量や銘柄を変えたりして何度も試し、やっとエア漏れが止まりました。何度もやり直してやっとフロント側だけ安定してきたので、今朝テストライドしてきました。…上手くいった…と思う…

写真上はお客様FさんのSpecialized/CRUXです。今回オーバーホールついでにチューブレスタイヤを嵌めましたが、前後タイヤとも一発でビードがあがり、シーラント剤無しでも一ヶ月近くエア圧を保っています(ホイールはRoval/C38、タイヤはIRC/シラクCX)。このホイールのようにあっさりと成功することもあれば、私のホイールのようになかなかチューブレス化できないこともあります。未だに”チューブレス”を良く理解できていないじて吉ですが、走るときはやっぱりチューブレスタイヤが良いな。

ロードバイクのチューブレスタイヤは私が好んで使い「凄く良いですよ」と吹聴しているのもあって、当店のお客様間で急速にユーザーが増えました。しかし普及が一段落したいま「やっぱりクリンチャーに戻すよ」とチューブレス使用を断念するお客様も増えています。
明日の日記ではロードチューブレスの注意点・留意点や、ユーザーの向き・不向きなどについて書きたいと思います。
【明日の日記に続く】

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