Specializedの「S-Works Tarmac Disc」をお買い上げ頂きました。当店で”S-Works”の名を冠したバイクを販売するのはこれが最後でしょう。記念に紹介させて下さい。
2016年モデルのフレームと「Roval/CLX40」ホイールのセットです。このフレーム&ホイールは6年前に当店試乗車として導入したもので、約1年間デモバイクとして使いました。その後、2019年頃に売り出したのですがなかなか買い手がつかず、今回やっと御成約を頂けました。
フレームもホイールも中古としては美品でお値段も格安にしたので今まで幾人ものお客様と商談し、組み立てた場合のお見積りも何度も書きました。しかし御成約に至らなかった多くの理由は「9mmクイックリリースレバー」でした。このS-Worksターマックはディスクブレーキ仕様ですが、現在主流の規格「12mmスルーアクスル」ではなく「9mmクイック」で車輪を固定します。ロードバイクがディスクブレーキに移行する過渡期のモデルはエンド規格が「9mmクイック」のものが多いです。
しかしオーナーのMさんは「最高級ホイール(CLX40)が付いてるんだから良い。後からホイールを変えることはおそらく無いだろう」とこのフレーム&ホイールセットを御購入くださいました。毎度ありがとうございます。
シマノ/アルテグラ&”105″のコンポを載せて30万円台で組み上がりました。Mさんは当店在庫の他の新車(30万円弱、105仕様)も購入対象として検討してくれましたが、私は「こっちの方が良いと思います」とこのS-Worksターマックを勧めました。型落ちで中古でもエスワ! きっと御満足いただけると思います。
当店はあと一週間でスペシャライズドの販売店リストから消える運命ですが、最後にこのS-Worksが納車できて良かったです。補修パーツ(RDハンガーやケーブルガイド)は買い溜めしてありますので、メンテナンスも御用命ください!