今日はグルメライドに行くつもりだったのですが強風が吹き荒れていたので止めました。｢風くらいで軟弱な｣と思われるでしょうが、今日はお客様の自転車の診断走行を兼ねたサイクリングだったのです。異音の診断です。こんな強風では異音が聞こえません。昼過ぎに風が止んだので2時間ほど真面目に診断走行してきました。
異音診断のときによく使う印西方面の約40kmのルートです。このくらい走らないと異音が鳴り出さないケースが多いんです。シッティング・ダンシング・登坂・惰性・ブレーキング・コーナーリング・発進加速・荒れた路面・インナーギア・アウターギア・ヘッドをユサユサ・お尻をユサユサ・クランクをグイグイ…と異音診断メニューをこなしながらバイクの声に耳を傾けます。

………シャー(自転車が走る音)………　う～ん、変な音は聞こえないなぁ…　バイクやホイールの異音についての御相談は相変わらず多いのですが、ここ最近は実走しても異音が聞こえないケースが多くて困っちゃいます。｢私の走行では異音は聞こえませんでした。異常ありません」というのは簡単なんですが、お客様が走った時は変な音が鳴っていたはずなのでその原因と対処方法を教えてあげたい!　だけど症状が出ないことにはどうしようも無いんですね…　ミシミシ・ギシギシと異音が明確に鳴っているケースよりも｢異音が聞こえない異音対処｣のほうが難しいです。
今回は各部を増し締め(これだけで治る場合も多い)してバイクをお返ししようと思います。また異音が鳴ったらお持ち下さい。