20/08/01

工賃5倍


ハンドルバー交換はよく御依頼いただく案件です。ドロップハンドルの形や大きさはライディングに大きく影響するので、皆さん色々なハンドルバーを試してみたいようです。
ハンドル交換にかかる費用は、パーツ代(ハンドルバーとバーテープ)のほかに作業工賃が必要です。この作業工賃がハンドルの形によって大きく変わるので御注意ください。普通のドロップハンドルなら作業工賃は3千円ですが、最近流行りのケーブル内装式ハンドルだと1.5~2万円もかかるのです。5倍以上の費用になってしまうのです。
何故こんなに費用が増えるのかというと、ケーブル内装式ハンドルの場合、ケーブル類が全て張り直しになるからです。これに気付かずに気軽に御依頼くださり「工賃2万円」を伝えるとびっくりしてしまうお客様が多いです。
今回はSpecialized/Roubaixのハンドルを「S-Works AeroFly」に交換する御依頼を頂きました。ケーブル中通しのハンドルですね。シフトケーブルと油圧ディスクブレーキホースを引き直しました。ハンドルバー自体が3万円もする高級パーツなので今回は総予算4.5万円にもなる大がかりなハンドル交換となりましたが、オーナーのFさんは快諾してくださいました。毎度ありがとうございます。急速にカスタムが進み、オーナーの理想の形になってゆくFさんのRoubaixです。
ハンドルバー選びの際は、ケーブルの這わせ方によって大きく費用が変わることをお含みおきください。変速機構(Di2か機械式変速か)やブレーキ機構(油圧ディスクかリムブレーキか)などによっても金額が変動するので御注意ください。

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