昨日の日記で紹介した2台のRidleyのケーブル交換、NさんのFenixはシマノ/デュラエースのケーブルを御指定、TさんのExcalibur(写真上)はニッセンのSP31ケーブルを御指定でした。
ニッセンのインナーケーブルは1年くらい前から当店でも扱い始めましたが、その効果のほどを判りかねてこの日記でまだ紹介していませんでした。超ヘビーユーザーのTさんに半年ほど使って頂き、耐久性と滑らかさでお墨付きを得ましたので改めて紹介します。「日泉ケーブル」の「SP31スペシャルステンレスインナーケーブル」です。
触ってみるとシマノ製ケーブルと比べて明らかに細く柔軟性があります。しかし素線の本数はシマノ製ケーブルよりも多いのです。極細の素線を縒り合わせることでケーブル断面が真円に近づいて、柔軟性に優れ、低摩擦で引きが軽いインナーケーブルになるのです。
シマノ製ケーブルよりも細いのに長寿命です。細い素線で高密度に縒られていることと滑らかに動くことが耐久性にも効いているようです。
デュラエースのケーブルのような厚いポリマーコーティングでなく、薄い電着コーティングが施されています。「デュラエースのケーブルはコーティングがパリパリ剥がれるのが嫌」という方にもお勧めです。
お値段はちょっと高価い。シフト用は\1,360/1本、ブレーキ用は\2,260/2本で販売しております(ちなみにデュラエースはシフト用が\1,260/1本、ブレーキ用が\1,290です)。オーバーホールのタイミングで是非どうぞ。