19/02/19

レーザービーム(その1)

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組み立て作業用の新兵器を導入しました。「レーザーポインター測定器」です(写真上)。自転車の「サドル後退幅」と「サドル~ハンドル落差」を測るのに使います。
フレーム載せ替えの御依頼を頂いたときは、お客様の乗車ポジションを測ってから、その測定値を再現するように新車を組み立てます。ですからお客様のバイクを正確に計測しておくことがとても大事なのです。
測定箇所はバイクによって若干異なりますが、必ず測るのが以下の4ヶ所。
 ①サドル高
 ②サドル後退幅
 ③サドル~ハンドル落差
 ④サドル~STIレバー
①と④はメジャーで簡単に測れますが、②と③はひと工夫しないと計測できません。今まではこの2つの値は、スペシャライズド製の「XYツール」というゲージで測っていました(写真下)。前後輪のクイックシャフトに「XYツール」を固定して2つの値を測るのです。しかし最近、この「XYツール」が使えなくなってしまいました。昨今増えてきた12mmスルーアクスルのバイクにはこの「XYツール」が固定できないのです。
そこで代わりに導入した計測器が「レーザーポインター測定器」です。三脚に固定して使うと「仮想の点からの高さ」などが測れる優れモノです。試しに「XYツール」での測定結果と比較してみましたが、誤差は少なく結果良好です。フレーム載せ替え作業に活用してゆきたいと思います。

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