19/02/14

ロードのフロントシングル化①

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当店デモバイクの「S-Works Roubaix」は実験的バイクとして使うことが多く、今までも「シクロ用タイヤで林道ツーリング」「Rovalホイールのチューブレス使用」「MTB用巨大スプロケをインストール」「バイクパッキングでキャンプツーリング」など新しいことを試みてきました。今回は「フロントギアのシングル化」を試してみます。
MTBでは当たり前になったフロントシングルギア。ロードバイクでも徐々に増えつつあり、市販の完成車でもグラベルロードやシクロクロスの車種はフロントシングルが多いです。
フロントシングル化の利点は「ドライブトレインの簡素化によるメカトラブル防止」と「ちょっとだけ軽量化」です。チェーン外れの多くはフロント変速時に起きていますが、「変速しないんだからチェーン外れも起きない」ってわけです(実際は外れることもある)。フロントディレーラー・シフトケーブル・インナーギアが無くなることでちょっとだけ軽量化にも繋がります。
フロントシングル化の欠点は「ギアの選択肢が減る」です。今まで2×11速の22段変速だったものをリア11段だけで賄うのですから脚に合うギアを選び難くなります。
フロントシングル化にはお使いのクランクに対応したチェーンリングが必要です。このシングル用チェーンリングは「ナローワイド」という特殊な形状の歯を持っています。この歯でないとギャップを超えたりリア変速したりしてチェーンが暴れたときにチェーンが外れてしまうのです。
私はRaceFace製のチェーンリングを使ってみます。歯数は38T。スプロケはシマノ/XTR(11速)の11-40Tを使います。リアディレーラーやSTIレバーは変更しません。この仕様で走ってみました。その結果は明日の日記で…

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