…と聞いてすぐに分かる方は登山や釣りを嗜む方でしょう。「フィッシャーマンズノット」とはロープや釣り糸の結び方の呼称です。これと「エイトノット」「ボーラインノット」「インクノット」という4つの結び方が登山やマリンスポーツで使う基本中の基本だそうです。
私は登山も釣りもやりませんが「フィッシャーマンズノット」「インクノット」「うんこむすび」の3つは知ってます。「フィッシャーマンズノット」は自転車の組み立て作業をする上で必要に迫られて覚えました。どんな時にこの結び方を使うのか? フレームの内部にDi2ケーブルを通すときによく使うのです。
Di2ケーブルを中通しするとき、私はフレーム内部に通しておいたテグスにDi2ケーブルを縛り付けて引っ張る手法をよく使います。このとき「フィッシャーマンズノット」という縛り方が便利なのです。写真上がテグスとDi2ケーブルを結わえた状態。Di2ケーブルの首が曲がらないよう、なおかつフレーム内部で解けたりしないよう作業するのに有効な結び方です。
今回はお客様Wさんの「Giant/Propel」をDi2化しました(写真下)。Di2ケーブルもバッテリもきれいにフレーム内に収めてあります。Wさんが4年間ガッツリ乗り込んだこのバイク、5年目でコンポ載せ替え、11速化とDi2化を果たしました。これからもたくさん走ってください。