スペシャライズドの最高峰グレード”S-Works”といえば超軽量カーボンフレームばかりが思い浮かびますが、最初期のS-Worksはこんなスチールフレームでした。
おそらく’90年代前半に日本で作られたフレームだと思います。佐倉の有名老舗ショップで丁寧に組まれた一台。コンポと手組ホイールのハブはシマノ/XTRで統一され、サドルは年季の入ったロールス。かなり走り込んだ跡が診られるバイクですが、しっかり整備しながら乗っておられたようでとても綺麗。持ち込まれたときはフロントサスペンション｢フューチャーショック｣を挿していましたが、ショックが完全にヌケちゃってました。
これはお父様の遺品だそうです。長いあいだ倉庫に保管していたそうで、今回は点検・整備とリジッドフォークへの交換でお預りしました。お父様はかなり真剣にMTBに乗っていた方とお見受けします。お父さんの汗が染み込んだS-Works、引き継いであげて下さい。