パークツールの振れ取り台です(写真上)。開店当初から11年間使ってきました。良い工具です。長年使って私の手と目に馴染んでいたのですが、数ヶ月前、調整ダイヤルが折れてしまいました。
「これを機に違う振れ取り台を使ってみよう」と思い、いろいろ物色して試しに購入したのがミノウラの新製品の振れ取り台(写真下)。デザインが斬新で、操作がシンプルで、安いのが気に入った(このミノウラは定価1.9万円、パークツールのは6万円くらいした)。
…しかし…やっぱり止めました。パークツールのを直して使い続けます。
違うんです! ミノウラは… ホイールを載せて作業してみると”コレジャナイ”感がこみ上げて来るのです。この感覚は、パークツールの振れ取り台への”慣れ”から来るのか、本当に製品の性能の違いなのか、それともちょっと高い工具への執着なのか、はたまた11年間使い続けた道具への愛着といった感傷的なものなのか、自分でもよく分かりません。
「振れ取り」「ホイール組み」という作業は、忙しさに追われながら慌てて行なうものでは無く、心を落ち着けてじっくり行なう作業なので、工具の微妙な違いに違和感を覚えてしまうのかもしれません。いま、パークツールの折れたパーツをどうやって直そうかと思案中です。
ミノウラの振れ取り台も決して悪いものではありません。これ、8千円でお譲りします。どなたか「ホイールを自分で組みたい」という方、おられませんか?