外装変速機の自転車は、乗り手の脚力や用途に応じてギア比を変えられるのが利点です。脚力の弱い人や登り坂優先の人はギア比の低いワイドレシオな歯を、脚力の強い人や平地巡航優先の人はギア比の高いクロースレシオの歯を、といった具合です。
しかし「何でもアリ」というわけではありません。ディレーラーのキャパシティやフレーム形状の問題で、付けられる歯の大きさには制約も生じるのです。
当店デモバイクの「S-Works Roubaix」もこの問題を抱えていました。先月19日の日記で紹介したとおり、デモバイクのルーベは超ワイドレシオのMTB用スプロケ(11-40T)を付けていますが、ロー側の歯が大きすぎるためにディレーラーのガイドプーリーと近づきすぎてチェーン詰まりを起こしていました。今日紹介するパーツはそんな問題を解消してくれます。
RIDEAの「リアディレーラーハンガーリンク」という製品です。この小さなパーツを車体とリアディレーラのあいだに介することでスプロケとプーリーの歯の間隔を広げ、大きな歯のスプロケやビッグプーリーが使えるようになるのです。当店デモバイクの問題もこれで解決し、チェーン詰まりによる異音は消えました。
自転車も多用途化が進み、フロントシングル、ワイドレシオのスプロケ、ビッグプーリーなどを使う人が増えています。この小さなパーツは皆さんのギアの選択肢を広げてくれる優れものです。\4,860で販売してます。