昨日の定休日はMavicの技術セミナーに行ってきました。マヴィックはリアハブの構造を従来の「FTS-L」から新型の「インスタントドライブ360」(画像上)に移行しつつあり、この新型ハブを採用したホイールがラインナップ上に急速に増えています。昨年のセミナーでもこの新型ハブのメンテナンス手順について説明していましたが、今年のセミナーでもう一度「インスタントドライブ360」のベアリング交換手順を解説していました。
一昔前はハブの構造なんてどのメーカーも大して違いなく作業手順も必要な工具も殆んど同じだったのですが、近年は各メーカーとも構造が異なりパーツ構成も工具も複雑になっています。しかしベアリング交換の御依頼は相変わらず多いので、新製品が出る度に技術セミナーを真面目に受けて、高価い工具を買い揃える必要があります。
写真下はカンパニョーロのホイール「Vento」、お客様Hさんからベアリングのセラミック化の御依頼を頂きました。私は「ヴェント」のベアリング交換は初めてです。ホイホイと依頼を請けるじて吉ですが、まだ一度もバラしたことのないホイールのときは内心ちょっと不安なんです。「スムーズに作業できるか」「お店にある工具で作業可能か」やってみないと分かりません。果たして… リアハブは難なく作業できましたがフロントハブはカラーの固定方法が特殊でちょっと悩みました。しかし無事にベアリング交換が済み特製ヴェントの出来上がりです。
ベアリング打ち換え工賃は1箇所\2,500(当店価格)、ちょっと高いですが御依頼お待ちしております。