お客様Sさんの「Scott/Addict」に、新型Dura-Aceのコンポを載せ、レーシングゼロ・カーボンのホイールを履かせました。毎度ありがとうございます。他にコンフォート系ロードバイクも所有するSさんですが、この超軽量なアディクトはヒルクライム用に使うそうです。
“登りスペシャル”として軽量に仕立てたバイクですが、ギア比も登り仕様です。リアのスプロケには11-30Tのワイドなギアを入れました。「ロー側30T対応」は新型デュラエースのセールスポイントの一つです。
「cyclowired」や「CyclingTime」などのwebニュースに載るプロライダーのバイクの画像は、多くの一般ユーザーに影響を与えています。近年、特に影響が大きかったのが、コンタドールやフルームなどのエース級ライダーが、「11-28T」「11-32T」といったワイドレシオなスプロケを入れてグランツールを走る画像でした。あの画像が出回ってからは、大きなスプロケを入れることを皆が躊躇しなくなりました。「フロントのギアは大きく、リアのスプロケは小さくなければカッコ悪い」という考え方は前時代のものとなりつつあります。…それじゃあ10年以上前から「12-28T」ばかりを使っていたじて吉は時代を先取りしていたんだ! え?違う??
輪行にもよく行くSさん、ハンドルをフルロック出来るようケーブルは長めに這わせました。超軽量バイクなので登り坂も輪行担ぎもラクです。たくさんの峠を制覇してください!