お店にお客様のS-Worksヴェンジが入庫しています。右の白黒のはHさんの旧型フレーム2013年モデル、左の赤黒のはIさんの現行型フレーム2016年モデルです。2台とも仕様が似ていて、ホイールはFFWDのフルカーボンクリンチャー、コンポは6800系アルテグラ、フレームサイズは520mmです。並べるとフレーム形状の違いがよく分かります。
Hさんの旧型Vengeはオーバーホールでお預かりしました。この旧型フレームは未だに根強い人気があって、Vengeシリーズの下位グレードはまだ旧型がカタログラインナップされ続けています。オーナーの皆さんの愛着も深いモデルです。数年前、この旧型が登場した頃は「ケーブル内蔵フレームの交換作業、チョー面倒くせぇ」と思っていたのですが、今では何とも思わなくなってしまいました。慣れとは恐ろしいです。
本当に”チョー面倒臭い”のはIさんの現行型Vengeです。今回はブレーキケーブルの交換作業でお預かりしました。この現行型Vengeはブレーキがウィークポイントで、Iさんのバイクも雨中走行を1回しただけでブレーキケーブルが滑らなくなってしまいました。ブレーキのインナーケーブルを1本交換するだけで時間をかけてしまい申し訳ございません。
フレームが旧型だろうがメンテナンス性が悪かろうが、オーナーの皆さんにとっては可愛い愛車です。風を切って走ってください。