16/05/11

旅に行きたい

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私はゴールデンウィーク中ずっとお店にいて息が詰まってしまいましたが、多くのお客様からツーリングの土産話を聞いて少しは旅の気分を分けて貰いました。大型連休を使ってロングツーリングに出かけた方も多いですが、そんな自転車旅の一例を紹介しましょう。
お客様Hさんは東北の日本海側を走り、東日本大震災の被災地を巡るツーリングを敢行しました。青森県の三沢を起点として海沿いを走り、3日間かけて仙台を目指す約500kmのツーリングです。宿営は2泊ともテント泊。1日目は岩手県の宮古に、2日目は宮城県の気仙沼に野営しました。写真の奥に見える建物は”震災遺構”として残されている「田老観光ホテル跡」です。このほか陸前高田の「奇跡の一本松」、石巻の「大川小学校」など津波の爪痕を見て廻り、5年前の震災の恐ろしさを目の当たりにしました。実際に自分の脚で現地を走り、自分の目で見てくることは大事です。
Hさんのバイクはスペシャライズドのヴェンジです。こんなレーシングバイクでも大型サドルバッグを使うとテント・シュラフ・マット・輪行バッグ・一眼レフカメラが積めるんです。バックパックは背負わず身軽に走ったそうです。「カーボンバイクでリアキャリアが付けられないから連泊ツーリングは無理」と諦めることはありません。皆さんもHさんのようにロングツーリングに挑戦してみて下さい。

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