お客様Nさんの「Riteway/Shepherd」です。お買い上げ頂いてからちょうど3年経ち、先週1回目のオーバーホールを済ませました。
コンポのグレードUPとか軽量パーツとかには興味の無いNさんですが、先日、パーツ選びで相談を受けました。「このバイクでダートも走りたい」とのことです。それも近所のちょっとした砂利道ではなく、本格的に山岳ダートを走りたいそうです。「う~ん、それは難しいですね。このバイクはあまり太いタイヤが履けないし、700cのドロハンのリジッドバイクで山を走るのは体力的にも技術的にもキツいし、メカトラブルに対応できなければなりません。安いので良いからMTBを買った方が良いですよ」と申し上げたのですが、「MTB買い増しは絶対無理! 家庭内稟議が通らない!」とのことでした…
実は最近、他のお客様方からも同じような相談をよく受けます。「自分のロードバイクに太いタイヤを履かせたい。どこまで太くできる?」という相談です。スピードよりも乗り心地や悪路走破性を求める方が増えているのでしょう。
聞けばNさんは昔はリジッドのMTBで山道を走っていたそうです。その経験があるならこのロードバイクでもイケるかもしれない。未だに昔のランドナーやスポルティーフでパスハントしている超ベテランライダーもおられますからね。今回はフレームが許す限り太いシクロクロスタイヤを履いて、ワイドレシオのスプロケに付け替えて山に行ってもらうことにしました。怪我しないで走って下さいね。