ベルを標準装備しているスポーツ車は少ないですが、当店では納車のとき「ベルを付けましょう」とは薦めていません。ベルに関しては”付ける付けない”はお客様の判断に任せています。
しかし昨年あたりから「自分のロードバイクにベルを付けたい」という方が増えています。皆さん、トラブルを未然に防ぐための保険装備としてベルをお買い上げくださります。その「トラブル防止」とは、ベルをリンリン鳴らして警笛することではなく、事故が起こってしまった際の過失割合を減らすための未然措置のようです。
自転車の事故は数年前よりもかなり増えています。当店で作成した事故見積書の枚数からも事故件数の増加がはっきりと分かります。お客様に聞くところによると、事故を起こした自転車にベルが付いているかいないかが、現場検証するお巡りさんの心象や、保険会社による過失割合の査定に微妙に影響する(ことがある)そうです。今まで「鳴らさないんだから要らない」とベルを付けなかった方々が不本意ながらも愛車のハンドルにベルを付けるようになったのです。
そんな「ベルなんか付けたくないな」というお客様のために小振りなベルを3つ紹介します。左から「こだまフリーバンドベル」\690 ベルトが長く付ける位置を選びません。「BBB/イージーフィットデラックス」\780 ゴムバンドで留めるだけなのですぐ外せます。「CycleDesigh/スリムベル」\780 ハンドル下ステム脇に目立たず装着。この3つに共通するのは真鍮製のワンで澄んだ音色と小さく目立たない点です。
尤も、事故を起こさないのがいちばんですから皆さん安全運転で走りましょう。