ベルギーのブランド｢Ridley｣の2016モデルで注目なのは人気モデル｢Fenix｣のモデルチェンジです。｢フェニックスSL｣の名で登場しました。
旧モデルより少しだけ軽くなっています。｢”スーパーライト”って程じゃないね｣とツッコむと｢”SL”は”スーパーリミテッド”の略です｣と説明されました。それ以上ツッコむのは止めました…
軽量化よりも快適性向上の方に注目です。振動吸収性を高めるための改良が随所に見られます。｢フェニックス｣のカタログページには毎年必ず石畳を激走するグランツールライダーの写真が添付されていますが、私は旧型をセールスするときは｢オールラウンドな性格です｣と説明していました。しかし新型フェニックスは｢エンデュランスロードです｣と言い切って良さそうです。性格のハッキリしたフレームの方が売りやすいし買いやすいのです。
しかし大幅値上げが残念です。旧モデルは定価18.8万円、Newモデルは定価25.4万円。10万円台前半で買えるのがウリだったフェニックスですが、あのプライスはもう望めません。しかしプロライダーがグランツールで使って通用するフレームとして見れば相変わらずコスパは高いと評価できます。
写真上の黒と写真中の白青がフレームで冬頃に入荷予定、写真下の日の丸カラーは105仕様の完成車で春頃に入荷予定です。