昨日の定休日はシマノの新製品展示会に行って来ました。と言っても既に発売が開始されているものばかりなので目新しさは無いですが、会場でプレゼンテーションを聞いて疑問点・不明点を質問してきました。
写真上はロードバイク用コンポ 4700系新型Tiagraです。上位機種と同じデザインコンセプトで登場しました。従来通りリア10速仕様のままだったので「良かった、シマノはリア10速ユーザーを見放してはいない」と最初は思いました。リア10s派はまだまだ多いんです。しかしよく聞くとこの新型ティアグラ、旧型10sコンポとは殆んど互換しないそうです。旧型ユーザーがいま使っている10sコンポと互換しないなら、この新型ティアグラの存在意義は薄れます。価格は現行”105″と殆んど同じだし、コンポ丸ごと交換しなければならないなら皆”105″に換えて11速化するでしょう。ちょっとガッカリです。
写真下はMTB用コンポ 8000系新型”XT”です。リア11速に進化し、変速性能を高め、多様化するMTBの用途に対応するようラインナップを広げました。…と聞くとすごく良さそうですが、展示品を眺め説明を聞きカタログをめくっているとクラクラしてきました。とにかく製品構成が複雑すぎます。写真に写ってるのは全部”XT”のフロントディレーラー。FDだけで12種類、クランクは9種類もあります。どれを選べば良いのかお客様にもショップにも分からないよ…
コンポの規格が複雑になってゆくのはシマノだけのせいでは無いですが、シマノには業界のリーダーとして、できるだけパーツの規格が統一されるように動いて欲しいと願います。