お客様Oさんはこの春に会社を定年退職してすぐ、かねてから計画していた自転車の旅を決行しました。「ルピュイの道」自転車走破です。フランス中部の「ルピュイ・アン・ヴレイ」からスペインの「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」までの巡礼路1,600kmの旅です。そのOさんが約1ヶ月の旅を無事に終えて火曜日に帰国しました。おかえりなさい。
「四国お遍路」のような巡礼路はヨーロッパにも幾つもあるようですが、この「ルピュイの道」も巡礼者によく知られたルートだそうです。Oさんは1日あたり約50~60kmの余裕をもった行程で進みましたが、実際は山岳ルートの連続で予想外にきつい道のりだったようです。全行程の獲得標高は2万メートルにおよびますから、平均しても1日あたり600m以上の高低差を毎日登り下りしていたことになります。お疲れさまでした。
今回OさんはロードバイクでなくMTBで走りました。26″タイヤをセミスリックに履き替えたカーボンフレームのMTBで、後ろはパニアバッグ、前は小さめフロントバッグの装備です。この少ない装備で1ヶ月のロングツーリングに行けるのはOさんが旅慣れているからでしょう。加えて、周到な準備と綿密な計画のおかげで殆んどノントラブルで走り切れたそうです。
ヨーロッパの美しい街並みやのどかな田園風景の写真を見せてくれました。私はここ1ヶ月ほど自転車に乗れてないので、こんな写真を見ると「あぁ早く自転車に乗りたいな、知らない土地に行きたいな」という気持ちがむくむくと湧き上がってきます。
「しばらくは自転車はいいや」というOさんですが、身体を休めたらまたこんな素敵な旅に行ってきてください。