ペダルの新製品が入荷しました。スピードプレイの「シザー」です。いわゆる”SPDタイプ”のペダルで2穴シューズに対応します。ロードバイク用ペダル「ZERO」は、独創的な設計・調整範囲の広さ・軽さなどが支持されベストセラーとなっていますが、SPDタイプのペダルでもスピードプレイらしさが表れているのでしょうか?
期待しながら箱を開けてペダル(写真左)を見ると「な~んだ」と思ってしまいます。見た目はシマノのSPDペダルとあまり変わりません。しかしこの「シザー」は「ZERO」と同様、クリート(写真右)の方に大きな特徴がありました。
“シザー”(鋏)の名前はこのクリートのデザインから採ったと思われますが、私には土偶の顔にしか見えません。この土偶の耳の部分には2本のイモネジがついており、これを廻すことで足首の振り幅を無段階で調整できます。「ZERO」のクリートと同様、膝に優しい機能です。土偶のツノの部分はペダルをキャッチしやすくするガイドの役目を果たします。土偶の首の部分には小さなローラーが2個ついており「ペダルを外しやすくする」とのことです。
便利で多機能な土偶の顔ですが、MTBで使うとクリートは泥だらけになるので泥や砂への耐候性が気になります。ペダル本体の重量は軽く、シマノ/XTRとほぼ同じ314g(実測)でした。テストで使ってみたいけど価格が高い!(定価\28,404)、XTRのペダルが2個買えます。「試しに使う」のは躊躇われましたが、新しモノ好きの方は是非どうぞ。