15/03/30

使えない携帯ポンプ

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もしものときに助けてくれる保険装備「パンク修理キット」、スペアチューブ&タイヤレバー&ミニポンプの3点セットですが、これが「いざというときに使えなくて困った」というお客様がときどき来られます。
出先でパンクして、チューブをスペアに交換して「よし!空気を入れるぞ!」というときにポンプがスカスカで手応え無くて空気が入らない、なんてことがたまにあるのです。
何年間も使わずに携帯し続けていたミニポンプにありがちな事象です。エアポンプはピストン内部で空気を圧縮しますが、ピストンのゴムパッキンが硬化したり割れたりしてしまうと空気を圧縮できずエア充填できないのです。
普通のサイクリストはパンクなんてたまにしか遭わないし、一度もパンクに見舞われたことのない方もおられるでしょう。となると必然的に携帯ポンプの出番もなくなり、ポンプのパッキンが劣化してゆくのです。ピストンのパッキンだけでなく、口金のパッキンの劣化によりバルブが咥えられなくなる症状も起こり得ます。
「これさえ持っていれば安心」と思って持ち歩いている携帯ポンプが使えなくなっているかもしれません。お持ちの携帯ポンプで時々エア充填してみて機能を確認しておいてください。写真下のように分解できるミニポンプなら、硬化したパッキンにシリコングリスを塗れば復活する場合もあります。

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