昨日、フレーム載せ替え作業をしていて困りました。ケーブル内蔵式のフレームからDi2エレクトリックケーブルを引き抜いているとき、チェーンステーの中でケーブルが詰まってしまったのです。ケーブル内蔵式フレームにケーブルを通す作業はいつも大変ですが、抜くので困ってしまったのは今回が初めてです…
カーボンフレームというのは外側はスベスベで綺麗ですが、パイプの内側まではきれいに成型されておらず凹凸だらけです。どうやらDi2ケーブルのコネクタが、狭いチェーンステーの中のデコボコに嵌ってしまったようです。無理に引っ張るとDi2ケーブルが切れてしまう恐れがあります。しかしこのフレームの中でどんな状況でケーブルが詰まっているのか想像もつきません…
そこで役に立ったのが、以前に工具屋さんで買っておいたライトとミラーでした。ライトは先が細く先端をフレキシブルに曲げられ狭いところに差し込めます。ミラーは歯医者さんが使っているような鏡面が小さいペン型のものです。これでフレーム内部の様子を伺い、Di2ケーブルの頭が閊えたところを針金で突いて、無事にDi2ケーブルを引き抜くことができました。備えておいてよかった…
ケーブル内蔵式フレームを扱っていると、冗談抜きで医療用内視鏡が欲しくなります。鼻の穴や尻の穴から突っ込んでお腹の中を見たりポリープを切り取ったりできるアレです。アレは高価いんでしょうね… じて吉はライトと鏡と針金で頑張ります…