自転車乗りやモーターサイクル乗りは雨雲に敏感です。全身剥き出しで常に風を受けながら走るので気温や気圧の変化を感じ取りやすく、いざ雨に降られてしまうと非常に困るので雨雲を読む力が自然と備わるのでしょう。雲の色や形、風の向きや冷たさ、そして流れてくる空気の匂いで「雨がこっちに来る」というのを感じ取れるようになります。
雨雲が広がっていれば賢い人は自転車なんか乗らず家でじっとしていますが、ヘタに自信が付くと「雲を読んでやるぜ」なんて余計な事を考えて走り出してしまいます。
今朝はここ八千代は青空が広がっていましたが、印西・印旛方面はどんよりと灰色の雲がたちこめ、全く違う空の色が見られました。じっとしてられないじて吉は雲の切れ目を狙って走り出しましたが、途中で急に風がヒヤリと冷たくなり「これはヤバい」と方向を変え、結局二時間も走らずに切り上げました。雨には降られずに済みました。
その昔、サラリーマン時代の若いじて吉は、その場の空気を読むのが苦手で会社の先輩に「空気読め」とよく注意されていました。相変わらず空気を読むのは下手ですが、空を読むのは上達しつつあるじて吉です。