昨日紹介した｢Voodoo/Nakisi｣と同様、太いタイヤを履いてディスクブレーキを付けたドロップハンドル車、Giantの｢AnyRoad｣です。昨日のVoodooはマニアックな仕様のバイクに組み上がりましたが、こちらは初心者向きの完成車です。
確かに初心者の皆さんが乗りやすい工夫が随所に見られます。Giantらしく大きくスローピングしたフレームは、緩い前傾姿勢でリラックスして乗れるジオメトリです。太いタイヤ、ワイドなギア比、大きなサブブレーキレバー、といった装備も｢初めてドロップハンドル車を買う｣というお客様が意識するポイントです。価格も手頃。さすがGiantはこんなニッチなカテゴリのバイクもそつなくキッチリ造ってきます。
｢ニッチなカテゴリ｣と言いましたが、このようなデュアルパーパス車の需要は急速に伸びています。乗り方や服装や走る道を限定されない取っ付きやすさが支持され、今後も車種は増えていくと思います。
オーナーのTさんはこれが数十年ぶりのスポーツ自転車です。ドロップハンドルの感覚を思い出すには丁度良いバイクかもしれません。｢AnyRoad｣の名のようにたくさんの道を走りまくってください。