13/04/20

自己責任で(その1)

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リドレーのフェニックスやヘリウムSLなど一部のバイクは、変速レバーの引きが通常に比べて少し重いです。これはフレーム内部にケーブルを引き入れる穴の位置が関係しています。ケーブルの屈曲が強くなるのでインナーとアウターの摩擦抵抗も大きくなり、レバーの引きが重いのです。
昨日の日記で紹介したIさんのフェニックスはこれを改善させるためイレギュラーなパーツを使いました。9000系デュラエース用のシフトケーブルです。このケーブルはポリマーコートが厚く施され、アウターケーブルとの摩擦抵抗が少ないのが特徴ですが、実は「9000系デュラエースにしか対応しない」とアナウンスされています。シマノ曰く「コーティングが厚いので9000系デュラのディレーラーでしかクランプできない」とのことです。Iさんの”105″のコンポに使うのはリスクがあるし、1本\1,750もします。しかしIさんは「自己責任で良いからこのケーブルを使ってくれ」と言いました。
結果は… う~ん少しは良くなったけど、あんまり劇的な効果は無いですね… いまのところクランプが外れる心配は無いようですが… かくなるうえはコンポを全て9000系デュラエースに載せ替えましょう!

※ このポリマーコートケーブルは「ブレーキケーブル」に関しては、9000系デュラエース以外のキャリパーでは”絶対に”使わないで下さい。

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