今週は7800系デュラエースのコンポで組み直す自転車が2台入庫しました。久し振りに触った7800系デュラエース、とても良い感触で改めて見直しました。
9000系にモデルチェンジした今となっては二世代も前の7800系ですが、現行のコンポに劣らない素晴らしい性能を持っています。特にシフトフィーリングが良好で、レバーの引きが軽く、カチッと気持ち良く変速し、なおかつ調整しやすいです。
この軽快な操作感は、シフトワイヤーの取り回しが大きく影響しています。7800系まではSTIレバーの横からシフトワイヤーが飛び出た「触角タイプ」が採用されていました(7900系からはドロップハンドルに沿わせるタイプ)。この触角タイプはシフトワイヤーに無理な屈曲がつかないので、インナーワイヤーとアウターワイヤーどうしの抵抗が減り、軽い操作感が生まれるのです。デュラエースに限らず、アルテグラや105のユーザーも、この「触角タイプ」に拘って旧型を使い続ける方は多いです。
古いコンポを使っている皆さんは、最新型コンポを持っている人に自慢されたら、「俺はね、この触角タイプに拘ってるんだよ」とうそぶいてやりましょう。