【昨日の日記の続き】
当店のお客様は「泥んこのシクロクロスレースなんかやらないよ」という方が大半ですが、このTCのように太いタイヤを履いてディスクブレーキを装備したドロップハンドル車は、シクロ競技以外ではどのような状況で活きてくるのでしょうか?
例えば「ツーリングで峠越えのとき、頑張って登り切ったけど峠の向こうの下りは砂利道だった」とか「サイクリングロードを気持ち良く走っていたんだけどいきなり未舗装になってしまった」とか「以前走った道だから安心していたんだけど工事中で未舗装状態だった」とか「こっちの砂利道に行ければすごく近道なんだけど不安だから遠回りしよう」なんてことがたま~にあります。こんなロードバイクなら引き返さなければならない状況で、シクロクロス車のファットタイヤが活きてきます。
「そんなレアケースのために重いバイクなんか乗ってられない」と考えて軽快なロードバイクで舗装路オンリーで走るか、「どんな道でもガンガン先に進みたい」と考えて重いマルチパーパスでスピードを捨てて走るか、それは乗り手次第です。