改めてこの5年間を振り返ってみると、なんとか自分の理想のお店に出来たことに安堵感と達成感を感じます。理想のお店とは、経営が安定し、地域に根付き、お客様が気軽にぶらりと立ち寄れて、私自身がお客様と一緒に自転車を楽しめるお店です。そんなお店にしたかったんです。
しかし5年前の開店当時と比べて、悪くなってしまった点もあります。お店がきたなくなりました。店内の清掃や、交換部品の廃棄や、在庫品の片付けが出来ていない証拠です。5年間のあいだに溜まった在庫品やひっきりなしに入庫する修理自転車で店内が手狭になり、組み立て作業で忙しいこともあって掃除がおろそかになっています。数年前は｢きれいな自転車屋ですね｣なんて言われていたのに…　整理整頓については毎週のようにじて吉ママに注意されています。
いつも時間に追われて仕事していると、このような基本的なことから出来なくなっていきます。初心忘るべからずを肝に銘じ、これからもより良いお店造りを目指して行きたいと思います。